fc2ブログ

ARTICLE PAGE

カルマの旋律5-3

「どけよ、変態!」

「その変態につい先日、二度もイカされたのはどこのどいつだ」

「俺を強姦して何が楽しいんだよ!」

「心配するな、俺が抱くのは佐久間じゃない、栄田だ。お前はただ黙って従っていればいいだけだ」

「この野郎……っ」

 手首に血管と筋を浮かせて暴れようとする。けれども細すぎて簡単に押さえ付けられる程度の力でしかない。神崎は膝で秀一の両脚を封じ、首筋に噛みついた。

「いぁッ……!」

 歯型を付けた跡を舌で愛撫し、じょじょに移動してまだ柔らかい乳首に向かう。舌先で乳輪を這い、二、三回ほど円を描いて先端にぐっと押し込んだ。秀一の手首がこわばる。

「や、やめろぉ」

 唇でキュッと吸い上げると、硬くなった乳頭が浮き上がった。さらにそれを転がし続けると、秀一は脇を引き締めて息を乱した。

「ん、くっ……」

「受け入れた方が楽になるぞ」

 反対側の胸も同じ動きで弄ってやる。

「あっ……は、はなせ……どけ……っ」

 ジッパーに指をかけようとしたところで、肩を強く押し返された。体勢を崩した隙に秀一がベッドから下りる。しかしすぐに背後を捕らえた。暴れる背中を抱きすくめ、床にうつ伏せに倒す。このまま体重をかけると潰れそうだった。

「くそっ、重い……!」

「本当にすっかり、体重と一緒に力もなくなったな。もう少し肉付きがいいほうが抱き心地もいいんだが」

「お前に抱かれるための体じゃねぇよ!」

「これからはお前の体は俺のものだ」

 片腕でその細い体を捕まえたまま、再び胸を弄った。手の平で先端を滑らせてやる。

「んん……っ」

「見ろ、反発したところでこっちは期待してるじゃないか」

 素早くジッパーを下ろして、下着の上から膨らみを包んだ。人差し指と薬指でそれを挟み、指の脇で擦ると一気に硬化した。中指で裏筋を沿う。先端がピクリと動いた。下着の中に手を入れ、直に内腿、足の付け根を撫でると、秀一は僅かに腰を動かした。

「触って欲しいんだろう」

「ち、違う! 嫌、なんだよ……っ」

「じゃあ、なんで勃起してるんだ」

 きゅっと竿を握ると、秀一の肩が大袈裟に痙攣した。

「あ、はぁ……っ、さ、わる、な……ぁ」

「そうか、触られると射精するから嫌なのか」

「ちが……あぁっ」

 カウパーを先端に塗りたくり、カリ首までを包んで軽くねじった。手の平に白濁液が滲んでいる。

「軽くイッたな」

「もう……どけ……」

 そう言われてあっさり体を離せば、秀一はやや予想外といった表情で振り返った。頬と耳を真っ赤にして涙目になっているのが扇情的で、心臓が疼く。

 ――ああ、栄田。本当のきみも、こんなふうに俺を見つめてくれるだろうか。

 神崎はシャツを脱ぎ捨て、続いて秀一の衣服を強引に剥がした。秀一が逃げようとしても足を掴んで無理やり引き戻す。暴れようが喚こうが、構わず押さえ付けて脚を開くと、まだ慣らしていない閉じ塞がった後ろに自身を進ませた。秀一は悲鳴を上げて罵倒した。理性を失いかけた神崎に声は届かない。ただ悶える秀一の姿をハルカに重ねて興奮した。

「ああぅっ……い、いてぇ……! ばか、しね、くそったれ、」

「我慢できない……」

「あっ、そんな奥、したら……っ、だっ……」

「ここか? ここがいいのか?」

「ひぅ……ッ、あっ、あ、それ、いやだっ」

「はあ、かわいい、かわいいよハルカ……!」

「ちが、ハルカじゃな、い、……――あっ」


 ずっとこうしたかったんだよ
 初めて音楽室で、きみを見たときから
 可愛い無垢な笑顔を、
 俺の腕の中で歪ませてみたかった

「やっと俺のものだ……っ」

「ちがうっ、俺はハルカじゃないっ、んあぁ」

 神崎は秀一の上半身を抱き上げ、膝の上に乗せた。背中にしっかり両腕を回して、思いきり突き上げる。

「ああぁっ――、も、いや、だ……ぁ」

 最後は最奥まで突き刺して果てた。秀一は大きくのけ反りながら、意識を手放した。

スポンサーサイト



0 Comments

Leave a comment